横浜絵葉書データベース、第3次公開!

横浜市域を描いた絵葉書(昭和戦前期中心)を公開する
「横浜絵葉書データベース」。
本日第3次公開をおこないました。
公開する絵葉書は

 8 馬車道・吉田橋
 9 山下公園・海岸通り
 10 山下町・中華街
 11 元町・山手
 12 伊勢佐木町
 13 野毛・伊勢山

の5地域、186枚になります。

今回から当時の新聞・雑誌・文学作品等より、絵葉書の画像と
関係のある描写を抜粋して、一部の絵葉書の解説につけることにしました。
(すでに公開してある1~7にもつけました)
画像だけではわからない、その時代の「雰囲気」を知る助けになればと思います。

たとえば、この画像、山下公園から見た横浜港の風景(昭和初期)。

e0164082_17445960.jpg


大佛次郎は次のように描写しています。

 横浜の海岸の公園は、すぐ前にある汽船を新緑の間にはめ込んで、
 よそでは見られない現代的で明るい風景だつた。
 白鳥が水に泛んだやうに船体を真白に塗つた汽船もゐれば、
 煙突だけ黄色く、ほかは黒い汽船も見え、
 夕陽を受けてゐるのでさまざまな色が明るく水に流れてゐた。
 (大佛次郎「白い夜」)。


開園(1930年)当時の山下公園の雰囲気は
「よそでは見られない」明るい風景だったと評価しています。
今でこそ臨海公園は珍しくないのですが、
当時としては、海に沿って公園を作るという発想は
「現代的」だったと感じられたのでしょう。

当館はそれほど多くの絵葉書を所蔵しているわけではないので、
このように文字情報で補って、昭和はじめの横浜の風景を
再現していきたいと思っています。

(吉)
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by tohatsu | 2009-07-10 17:53 | お知らせ | Trackback | Comments(0)  

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