大人のための吉田新田ツアー

はい、こんにちは。azul です。
台風は過ぎてもまだまだ不安定な天気が続きますね。
今日は秋からの小学校団体の受け入れに向けての話を。

当館と横浜ユーラシア文化館では、小学校4年生を対象に、
職員の解説つきで「吉田新田の開発」について学ぶプログラムを、
2011年度から実施しています。
パネルを使って説明するだけでなく、実際に館周辺を歩いたり、
もっこ体験をするメニューを盛り込んでいます。

おかげさまで、毎年100校以上が来館してくれるようになりましたが、
子どもたちに解説する我われ職員も、日々の勉強を怠ってはなりません。
今年は2回に分けて、吉田新田の跡を歩いてめぐる自主研修を実施しました。

スタートは吉田橋。ここから伊勢佐木町を通って日ノ出町へ向かいます。
イセザキの入口あたりはまだ沼地だったところですね。

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そして、京急日ノ出町駅の裏にある天神山の碑に到着。
なかなか普段はここまで見に来る人も少ないでしょう。

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古そうに見えますが、碑そのものは昭和9年のもの。
吉田勘兵衛の業績が後々どのように回顧されていくのか、
ひとつの画期が関東大震災にあることを教えてくれる資料です。
それにしても、左後ろに見える石積みの擁壁が、
いかにも古そうな感じで気になりますね・・・。

そして、復元された大井戸などを見ながら、
大岡川を上流に向かって歩き、かつての新富士見川の跡へ。
明治30年に伏島近蔵によって開削された運河は、
現在では埋め立てられて新富士見川公園になっています。

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さらに、新吉田川の埋立跡を歩いて中村川まで。
大岡川から中村川へと吉田新田を横断したわけですが、
ここまでくれば、日枝神社まであと一息!
中村川に架かる震災復興橋梁にもちょっと目を向けて。
(写真の吉野橋は昭和61年に改修)

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やっとたどり着いたのが、吉田新田の鎮守社である日枝神社。
境内には先の伏島近蔵の顕彰碑や、日露戦争の戦勝記念の狛犬など、
地域の歴史を刻んださまざまな記念物があります。

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ラストは、釣り鐘形をした吉田新田の先端部分。
大岡川が中村川(右側)と二手に分かれるところで、
歴史散歩の締めとしてあまりフォトジェニックではないけれど、
吉田新田の開発にとっては、最も重要だった場所です。

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ここまで歩いて、また歩いて職場まで戻って、ざっと3時間強。
全行程を歩くとさすがに疲れましたが、皆あらためて勉強になったのでは?
これで来月からはリフレッシュした頭で、子どもたちに解説ができます!

(azul)
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by tohatsu | 2016-08-24 20:43 | お出かけ | Trackback | Comments(0)  

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