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わが家のガスくん

はい、こんにちは。
初期消火班長のazul です。
うっかりしているうちにブログジャックされてしまいましたが、
中庭のガス灯のお話をひとつ。

このガス灯、単なるガス灯ではありません。
当館の所蔵資料である明治期のガス灯柱をもとに、
復元したものなのです。

詳しくは、当館ホームページの「掘り出し物ニュース」で、
ずいぶん前に紹介しましたが、
当館にあったのは柱の部分のみで、しかも真っ二つに折れていました。

わが家のガスくん_e0164082_9442541.jpg

ところが調べてみると、柱の根元にグラスゴーのメーカー名があり、
そのメーカーが横浜瓦斯(ガス)会社に資材を納品していた会社だということで、
真っ二つの柱が、由緒ある資料だということがわかってきました。

そこで、当時の絵葉書などから、失われていたランプ部分を復元して、
実際にガスで点灯してみようということになり、
折れた柱から型を取って作ったのが、中庭のガス灯なんです。
開館工事のとき、このガス灯一本のために、中庭までガス管を引いてもらいました。
当時の市建築局や市教育委員会の担当者は、半ば呆れ顔でしたけれど。

もちろん、明治の初めのころは裸火なので、
現在のガス灯(燃焼部にはマントルという部品が取り付けられています)の明かりは、
厳密には明治初期のものとは異なるのですが、
明らかに電灯とは違う、ガス灯独特の明かりを感じていただけるのではないでしょうか。

今、「象の鼻地区」では、かつての防波堤の復元工事が進んでいますが、
防波堤上に立てられる街灯は、じつは当館中庭のガス灯から型を取ったものです。
あちらはガス灯ではないようですが、形はまったく同じ。
当館ガス灯とは双子(三つ子?四つ子?五つ子?)の関係にあたります。
象の鼻パークがオープンしたら、是非見に行こうと思います。

(azul)

# by tohatsu | 2009-03-20 09:50 | その他  

ブログジャック!!

ショップとか施設とかその他諸々担当の(可)です。
こういう担当なので、ワタクシはユーラシア文化館を兼任しているのです。

と、自らの正当性を主張しておいて…
突然ですが本日は横浜ユーラシア文化館がブログジャックをさせていただきます!!
まあ、書く人はいつもと同じなんですけれども。

(当館をまだよくご存じでない方へ:当館は4階が横浜都市発展記念館、2階が横浜ユーラシア文化館、1階受付とショップ、その他事務部門は共通なのです。3階の企画展示室は交代で使っています。)

ブログジャック!!_e0164082_9565517.jpg


すごくとっても非常に大変チョーカワイイこの「イランのこぶ牛」は、開催中の企画展「西アジアに迫る」で登場した新キャラなのですが、これを企画展後も末永く愛されるキャラにすべく、名前を公募したのです!!

そしてその名前が決まりました!!

こぶちゃん です!

うーん、覚えやすい!

明日3月20日、14時から当館1階にてこの名を考えてくださった「名付け親」の皆さんをお招きして命名式を行います。ブログご愛読の皆さまにもご列席賜りたく、お待ち申し上げております~~!!

あ、ちなみにこの「こぶちゃん」缶バッジ120円はすでに発売されております。
ぜひぜひ、いろんなところにつけてあげてくださいませ~!

(可)

# by tohatsu | 2009-03-19 19:47 | ショップより  

休館日のおしごと

施設担当(可)です。

今日は休館日なのですが、出勤しています。
なぜかというと、消防設備の点検の日だからです。

博物館に火は大敵。
もちろん当館も全面禁煙、他にも普段火の気はありませんが、万一に備えて点検は必要です。
過敏と言われるかもしれませんが、じつは屋外(中庭)も禁煙です。
もしタバコを吸おうものなら消火器を携えた初期消火班の職員に取り囲まれて消火器の一斉噴射を浴びることに…(←よい子は決してマネしないこと。いや、悪い子もやらないでくださいね。)

さて、ここで問題です。
そんな当館の中で、1箇所だけガスを使用しているところがあります。
それはどこでしょう。

 ↓

 ↓


正解は、
休館日のおしごと_e0164082_1812968.jpg

ガス灯でした!
ランプの部分は電灯だと思われている方が時々いらっしゃいますが、本当にガスで点灯させているんですよ。


夕方からは、地元のまちづくり組織「日本大通り活性化委員会」に出席してきました。
未来に向かった「都市発展」にも当館は協力して行きたいと思っております。

(可)

# by tohatsu | 2009-03-16 18:25 | 日常業務  

鉄腕DASH!

はい、こんにちは。
昨晩ドキドキしながら鉄腕DASH!を見てしまった azul です。

当館は歴史探偵の第二問のところで登場しましたが、
なるほど、あんな感じで撮影されていたんですね。
場合によってはTOKIOのお相手もありということで、
(吉)さんはいつも以上に気合いの入ったスーツ姿でしたが、
見事に図書コーナーの本だけで問題解決でした(笑)

まあ、あのシーンでTOKIOが見ていたのは、
当館の出した本ではありませんでしたが・・・

第二問の答えになっていた「根岸競馬場」は、
番組でも紹介されていたように、昭和4年に建てられたもの。
貴賓室も用意されていたとても立派な観覧席(スタンド)が、
今ではずいぶん傷んだ姿で残っています。
廃墟の好きな方にはタマラナイそうですが・・・

設計者は横浜ゆかりの建築家モーガン(J.H.Morgan)。
鉄腕DASH!_e0164082_9532497.jpg















山手地区には横浜山手聖公会や山手111番館、べーリック・ホールなど、
モーガンが設計した素敵な建物が今でも残っています。
今度の企画展「横浜建築家列伝」では、
モーガンに関するコーナーを設けて彼の作品をたっぷり紹介します。
もちろんTOKIOも訪れたこの根岸競馬場も登場しますよ!
お楽しみに!

・・・なんか、うまく企画展の宣伝につながりましたね(笑)

(azul)

# by tohatsu | 2009-03-16 09:57 | 展示案内  

緊急告知 ザ・鉄腕ダッシュ!

明日(15日日曜)19時から放映予定の「ザ・鉄腕ダッシュ」(日本テレビ)に
当館が登場することになりました!
取材自体は先月にあり、編集の都合で使われるかどうかわからない、
とのことでしたが、急な変更がないかぎりほぼ登場するでしょう、とのこと。
当館の外観とミュージアムショップわきの図書コーナーで
TOKIOが調べものをしている様子が映し出されます。
さらに、このブログで以前紹介された「ポール邸」も
放映される予定。
ちなみに当館の研究員もTOKIOに呼び出されるかも、
ということで、取材当日待機していたのですが、お呼びはかかりませんでした・・・。

以下のようなストーリーのなか、当館が登場します。

「歴史探偵~昭和の映像から現在の場所を探し出せるか!?」

復興の経緯や面影を残している場所など、昭和の映像には
その歴史が様々残されている。
前回に続き、荒俣所長から探偵である城島、太一に新たなる出題がされる!
今回の舞台は古き良き昭和の関東。
映像をヒントに市場で聞き込み、歴史ある名店を探す。
さらに洋風の建物、横浜を散策しそこから見つけたものとは…。
果たして、昭和の映像から今の場所を推理できるか!?

(吉)

# by tohatsu | 2009-03-14 09:17