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休日の過ごし方

はい、こんにちは。

日曜日、イングランドのプレミアリーグ(football)はシーズン最後の試合でしたが、
なんと名門ニューカッスルが2部に降格。
シーズン緒戦は、マンチェスターU相手に素晴らしい試合をしていたのですが、
オーナーの迷走(監督との対立やクラブの売却騒ぎなど)のおかげで、
最後まで現場のチームワークが安定しなかったように思います。
どんな苦境でも「強い気持ち」を保つことの難しさを痛感した azul です。

さて日曜日は、貯まりに貯まった振替休日を利用して、
気になる展覧会を見に行ってきました。
休みの日も展示だなんて職業病ですね、と言われることもありますが、
素敵な展覧会を見ると、脳が刺激されて本当によい気分転換になります。

まずは、東京大学総合研究博物館で開催中の「維新とフランス」。
横浜は開港150周年ですが、こちらは日仏交流150年の記念展示。
日仏修好通商条約の締結から150年目ということですね。
幕末にフランス政府が派遣した軍事顧問団の関係資料など、
横浜に関連する資料もたくさん出品されています。

なかでも私が見たかったのは、幕末の横浜を撮影した古写真。
日仏関係史の研究者クリスチャン・ポラック氏のコレクションに含まれるものですが、
このブログでも紹介したフランス海軍病院(別アングルのもの)をはじめ、
堀川沿いのフランス海軍物置所(これも別アングル)やヘボン邸(これも別アングル!)など、
貴重なオリジナル写真の数々を見ることができました。

続いて出かけたのは、目黒区美術館。
以前このブログにも登場した京都工芸繊維大の笠原一人さんが、
近年力を入れて研究しているモダニズム建築家の一人、
上野伊三郎と夫人リチのコレクションを紹介する展覧会です。

上野伊三郎のとても教科書的なパース(透視図)も面白かったのですが、
azul 的には、リチさんの華やかな工芸デザインに目を奪われました。
自分だったらこの可愛らしいデザインでどんな展覧会ポスターを作ろうかと、
思わず想像してしまいました。(やっぱり職業病・・・笑)
会場が若者ばかりというのも、デザイン系の展覧会ならではでしょうか。

それにしても、驚いたのは、どちらの展覧会もすでに図録は完売。
上野伊三郎の方は、巡回展だということもあるのでしょうけど、
「維新とフランス」は9000円弱のお値段で完売!
思わずAmazonで探してしまいました。

えー、皆さま、「横浜建築家列伝」は1500円ポッキリでございます・・・

(azul)

by tohatsu | 2009-05-25 18:09 | お出かけ  

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