都市シリーズ(その2)大阪(続)

e0164082_1028477.jpg この展示コーナーを担当している(岡田)です。
 「(その1)神戸」の内容は広報誌『ハマ発Newsletter』第14号に掲載しましたが、「(その2)大阪」の内容はおそらく掲載する機会がありませんので、ここでその内容に少し触れておきましょう。
 大阪は東京に次ぐわが国第2の都市として日本の近代をけん引してきました。大正末期から昭和初期にかけては、大阪市の人口が東京市を上回り日本最大の都市となりました。東京は関東大震災で大きな被害を受け、市域拡張が遅れたという事情がありますが。
 現在では大阪市の人口は横浜市をも下回りますが、この時代、大阪は近代都市として最も輝きました。それはただ単に市域の人口が多かったというだけでなく、都市計画や交通、ライフスタイル、文化・スポーツなどさまざまな分野で大阪が日本をリードしたのです。
 例えば、今回パネルを展示していますが、写真は昭和4(1929)年にオープンした阪急百貨店です。この内側に阪急電車のターミナル梅田駅がありました。日本で初めてのターミナル・デパートです。駅にデパートをつくるという発想はこの時代の大阪で生まれました。デパートは都心の商店街にあるのがそれまでの常識でしたが、やがて東京をはじめ、名古屋や福岡でもターミナル・デパートが登場していきます。
 私は関西出身なのでよくわかるのですが、大阪には東京に対して激しいライバル心を抱く風潮があります。しかし、それは戦後、東京が圧倒的に巨大な都市になってからのように思います。この時代、あるいはそれ以前の大阪では、東京に負けまいという意識は薄く、むしろ関東に対して経済的・文化的な優越感すら持っていたような・・・。そんな中で先進的な発想が次々と育まれたように思えてなりません。
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by tohatsu | 2010-07-21 10:35 | 展示案内 | Trackback | Comments(0)  

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