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市電展、開催中!

なかなかブログでお知らせできませんでしたが、
「横浜にチンチン電車が走った時代」
盛況のうちに開催中です!

みどころについて
よこはま歴史かわら版
が特集してくれましたので、編集長の(可)さんの許可を得て
ここに転載します。



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よこはま歴史かわら版 49号 2012/2/8
「横浜にチンチン電車が走った時代」特集(都市発展記念館)
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こんにちは、メルマガ担当の可知です。
今年は横浜市電の廃止から40年。
1月28日から特別展「横浜にチンチン電車が走った時代~まちの主役!路面電車」
が横浜都市発展記念館でスタートしました(4月1日まで)。
テツ(鉄道好き)な私、早速行って参りました!

横浜都市発展記念館(以下「都発」)は、みなとみらい線日本大通り駅の3番出口を地上に出るとすぐ。
雨でも濡れずに入館できる便利な立地です。

展示担当は岡田調査研究員。
テツで地図好きという、私と同じタイプの人。
話題が趣味に走って一般読者を置いていかないように気をつけなくては…と思いつつ、話を聞いてきました。

――横浜には「市電保存館」がありますが、内容の差別化に気をつけたことはありますか。
岡田「市電保存館は車両そのものがメインなので、
都発では写真やポスター、地図、部品、映像などを展示して、
都市横浜の発展に市電がどんな役割を果たしたかを紹介しています。」

なお、展示室でお配りしている引換券を持って市電保存館に行くと、
その場で絵はがきがもらえます。
今回のために作った特別な絵はがきですので、両方を見てゲットして下さい!

ちなみに横浜市電の車両史は、展示図録に載っています。車両ファンはぜひ図録を!

――お気に入りの資料は。
岡田「敢えて選べば、年代ごとの運転系統図です。よくこれだけ揃ったと思います。
路線網の変遷がよくわかります。
あと、昭和20年代から30年代の市電を撮ったカラー写真をお借りできました。
この時代のカラーはとても珍しいのです。」

――そういえば、今回は個人蔵の資料が多いですね。
岡田「鉄道関係の資料は、意外と鉄道事業者や公的施設よりも個人が持っているんです。
電車への愛情ですね。ただ、個人のコレクションは普段は一般の目に触れませんので、
今回、初めて公開する珍しい資料も多いと思います。」

――愛情といえば、市電にまつわる思い出話を集めた「市民の見た横浜市電」のコーナーは面白い企画ですね。
岡田「市電は日常のものなので『記録』には残りにくい。
普通の市民がどんな風に使っていたかを紹介したかったので『記憶』に注目しました。」

――読者の方へメッセージをお願いします。
岡田「まずは市電の懐かしい姿を見てください。
それから、市街地の拡張と路線網の拡大が連動していたことなど、
都市の発展と市電との関わりを知っていただきたいです。
そして今、路面電車は21世紀の乗り物として、
欧米を中心に、日本でも地方の都市などで注目されています。
この展示が新しい公共交通についての議論のきっかけになればと思います。」

横浜ユーラシア文化館(同じ建物の2階・特別展のチケットで入場できます)で、
海外の最新の路面電車を紹介する
パネル展「新しい都市の交通・LRT~海外を走る次世代の路面電車」を開催中です。
両方見ることで横浜と海外、過去と現在の路面電車を知ることができます。

また、1階(フリースペース)では「路面電車の走るまちかど」と題し、
市民の皆さまが撮影した国内の路面電車の写真パネルを展示しています。
どちらもお見逃しなく!

この特別展は、多くの方々の路面電車への愛情で成り立っていると感じました。
岡田は「面白い資料がたくさんあって、出展し切れなかったのが残念」とも言っておりました。
なお、資料の寄贈も随時受け付けています。私たちが責任もって後世に伝えますので、どうぞご検討下さい。

最後に宣伝です。ミュージアムショップでは、市電の方向幕を模した手拭いを発売しました(500円)。
ファン必携ですよ!

パネル展
「新しい都市の交通・LRT~海外を走る次世代の路面電車」
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by tohatsu | 2012-02-12 10:41 | お知らせ  

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