名もなき毒
昨日(7月8日)20時から第1回目が放映されたTBSの月曜ミステリーシアター「名もなき毒」。
皆さんはご覧になりましたか。
実はこのドラマの主人公・杉村三郎(小泉孝太郎)が
勤務する「今多コンツェルン別館」
として、当館(横浜都市発展記念館)の外観と館内の旧第一玄関が
ロケで使われ、
昨日の放送でもほんのちょっとだけですが映されていました
杉村は元々絵本をつくる出版社に勤める編集者でしたが、
大企業今多コンツェルンの会長今多嘉親(平幹二朗)の娘・菜穂子(国仲涼子)と
めぐり逢います。
そして、彼女と結婚する条件として、
今多コンツェルンの広報室(社内報をつくるセクション)に転職することを
今多から言い渡されます。
とはいえ今多の娘婿として将来を見込まれたわけではなく、
このさき異動もない飼い殺し状態で、
杉村も「出世の野望を捨てろということか」と観念します。
そして、この広報室には社内報の編集長(室井滋)をはじめとする
ひと癖ありげな面々が揃っていたのです。
ひょっとして当館の古めかしい外観が、
この「出世コースから外れた部署」という雰囲気にあっていたのでしょうか……
さて、結婚から8年後、
今多会長の運転手をつとめていた梶田信夫(平田満)が
交通事故で亡くなります。
梶田は杉村が今多コンツェルに入ることになったときに、
杉村に「おめでとうございます」と
「純粋」な祝福の言葉をかけてくれた温かみのある人物で、
杉村もこの言葉をずっと感謝していたのです。
梶田には娘がふたりおり、父の一生を伝記にしたいと今多会長に訴え、
杉村がその相談に乗ることになります。
そこで、長女聡美(深田恭子)と次女梨子(南沢奈央)が、
広報室の階下にあるなかなかしゃれた喫茶店で杉村に会うことになるのですが、
この喫茶店の入口として当館の旧第一玄関がちょろっと出てきます。
ちなみに当館には併設の喫茶店などはありませんが、
この喫茶店の店内の様子と旧第一玄関が違和感なくつながっていました。
↑この扉が会社の外につながっている。手前側が喫茶店の入口という設定。
今後も何度か当館がドラマで出てきます!
どうも大事な相談のときに、この喫茶店が使われそうな感じです。
当館のこのレトロな雰囲気が、ドラマのなかでどのような効果をあたえるのか、
どうぞお見逃しなく
(吉)
by tohatsu | 2013-07-09 14:17 | お知らせ